専門学校ってどんな学校?分野、専門士・高度専門士、入学の条件、学校の選び方
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日本で、仕事に必要な技術を身につけたい人に、専門学校(せんもんがっこう)という進学先があります。大学とは目的や学び方が違います。このガイドでは、専門学校の特徴、分野、専門士と高度専門士の違い、留学生が入学するための条件、学校を選ぶときの注意を、公的な情報にもとづいて説明します。
下に挙げた公式ページは、2026年11月7日に確認しました。専門学校の制度や、入学の条件、称号の扱いは、変わることがあります。学校や年度によっても違うので、このガイドは地図として使い、出願の前に、必ず志望校の募集要項と、文部科学省や出入国在留管理庁の最新の案内で確認してください。入学や在留資格の許可は、保証できません。
専門学校とは
専門学校は、正式には、専修学校の専門課程です。高等教育機関の一つで、「専門学校」と呼ばれます。職業や実際の生活に必要な、知識、技術、技能を身につけること、教養を高めることが目的です(Study in Japan)。
大学が、学部で、幅広く学んで学位を取るのに対して、専門学校は、将来の仕事に直結する、実践的な技術を学びます。進学を考える人は、日本語学校のあとの進学のガイドも、あわせてご覧ください。
8つの分野と、主な学科・職業の例
専門学校の分野は、次の8つです。文部科学省の「#知る専」に、分野ごとの主な学科と職業の例が載っています。
| 分野 | 主な学科の例 | 主な職業の例 |
|---|---|---|
| 工業 | 情報処理、土木・建築、電気・電子、自動車整備、ゲーム・CGなど | システムエンジニア、建築士、電気工事士、自動車整備士など |
| 農業 | 農業、園芸、畜産、バイオテクノロジー、ガーデンビジネスなど | ガーデナー、園芸技術者、生花デザイナーなど |
| 医療 | 看護、歯科衛生、歯科技工、臨床検査、診療放射線など | 看護師、歯科衛生士、臨床検査技師、理学療法士など |
| 衛生 | 調理、栄養、理容・美容、製菓・製パン、エステティックなど | 調理師、栄養士、美容師、パティシエなど |
| 教育・社会福祉 | 保育、幼児教育、社会福祉、介護福祉など | 保育士、幼稚園教諭、社会福祉士、介護福祉士など |
| 商業実務 | 経理・簿記、秘書、観光・ホテル、医療事務など | 税理士、公認会計士、秘書、ホテルスタッフなど |
| 服飾・家政 | 和洋裁、服飾、ファッションデザインなど | ファッションデザイナー、パタンナー、スタイリストなど |
| 文化・教養 | 音楽、美術、外国語、通訳・翻訳、法律行政、スポーツなど | デザイナー、通訳、トリマー、司法書士、行政書士など |
学科や職業の例は、一部です。学校や課程によって、学べる内容は違います。学校に確認してください。
専門士と高度専門士
専門学校の課程を修了すると、条件を満たした課程の場合、専門士または高度専門士の称号が得られます(文部科学省、Study in Japan)。
| 専門士 | 高度専門士 | |
|---|---|---|
| 修業年限 | 2年以上 | 4年以上 |
| 通算の単位 | 62単位以上 | 124単位以上 |
| 授業時間 | 1,700単位時間以上 | 3,400単位時間以上 |
| 課程の編成 | 試験などで成績を評価して修了を認定する | 教育課程が体系的に編成され、試験などで成績を評価して修了を認定する |
| 修了後の進路 | 大学への編入学の資格が認められる | 大学院に入学する資格が認められる |
高度専門士の、大学院への入学資格は、文部科学大臣が別に指定した課程を修了した人に認められます。
専門士で大学への編入学の資格を得るには、専門学校の課程を修了していることに加えて、高校卒業などの、大学に入学する資格を持っていることが必要です(文部科学省)。ただし、実際に編入できるか、何年次に入れるか、どの単位が認められるかは、各大学が決めます。希望する大学に問い合わせてください。
称号が得られるかどうかは、その課程が、文部科学大臣が認めた課程かどうかによります。学校に、その課程で称号が得られるかを、必ず確認してください。
留学生の入学の条件
専門学校の授業は、日本語で行われます。入学の条件は、学歴と日本語の力の両方を満たすことです(Study in Japan)。細かい条件は、学校によって違います。
学歴
- 初等中等教育が12年以上ある国の人は、12年の課程を修了していることなどが必要です。
- 12年に満たない国の人は、いくつかの条件があります。たとえば、11年の課程の修了と指定された準備教育課程の修了、高校修了程度の学力認定試験の合格と準備教育課程の修了などです。
- 国際バカロレアなどの資格を持つ人、学校が個別の審査で認めた18歳以上の人も、入学できる場合があります。
自分の国の学校の年数が、どれに当たるかは、志望校の募集要項で確認してください。
日本語の力
次のどれかに当てはまることが必要です。
- 法務大臣が告示で定める日本語教育機関で、6か月以上の日本語教育を受けた(Study in Japan)。これは、公的なページに示されている条件の一つです。学校によっては、追加の日本語の条件や出願の条件があるので、必ず志望校の最新の募集要項で確認してください。
- 日本語能力試験(JLPT)のN1またはN2に合格した。
- 日本留学試験(EJU)の「日本語」で200点以上を取った。
- BJTビジネス日本語能力テストで400点以上を取った。
- 日本の小学校・中学校・高校で、1年以上学んだ。
JLPTについては、JLPTのガイドをご覧ください。
入学の時期と費用
入学の時期や、出願の期間は、Study in Japanの専門学校のページには載っていません。学校ごとに違うので、志望校に確認してください。日本語学校の入学時期との組み合わせは、4月入学と10月入学のガイドで説明しています。
学費は、Study in Japanの専門学校のページには、金額が載っていません。文部科学省の「#知る専」には、東京都専修学校各種学校協会の調査(令和2年度)による、学生が納める金額の平均の例として、約125.5万円(入学金、授業料、施設費、教材費、実験実習費などを含む)が紹介されています。ただし、学費は、学校や分野によって大きく違います。学校選びでは、初年度の学費と、卒業までの総額、支払いの時期を確認するよう案内されています。費用の考え方は、費用ガイドにあります。奨学金は、奨学金のガイドをご覧ください。
卒業後の進路
- 専門士: 大学への編入学の資格が認められます。実際に編入できるかや、入る年次は、各大学が決めます。
- 高度専門士: 大学院に入学する資格が認められます(指定された課程の場合)。
- 就職: 日本で就職するには、在留資格の変更が必要です。卒業後、就職活動を続ける「特定活動」は、専門課程の場合、専門士の称号を得て卒業し、学んだ内容が、就労の在留資格に当たる活動と関連があると認められる人が対象です(出入国在留管理庁)。詳しくは、卒業後に日本で働くガイドをご覧ください。
学校を選ぶときの注意
Study in Japanは、次の点を確認するよう案内しています。
- 正式に認可された学校か。 都道府県知事の認可が必要です。認可されていない学校では、専門士や高度専門士の称号は得られません。
- 称号が得られる課程か。 学校に直接確認します。
- 教育の内容と、教員の数。 学びたい知識や技術が身につくか。学生の数に対する、教員の割合はどうか。
- 施設と設備。 オープンキャンパス、学校のウェブサイト、資料で確認します。
- 就職の指導と、卒業生の進路。 就職指導の方針と、卒業生の就職先を聞きます。
- 学費。 初年度分と総額、支払いの時期。
- まわりの評判。 卒業生や、先輩の留学生のネットワークを活用します。
このサイトでは、留学生は、さらに次の点も確認することをおすすめします。
- 日本語の授業についていけるか。 授業は日本語で行われるので、入学の前に、日本語の力が足りているかを確認します。
- 留学生への支援。 相談、日本語のサポートなどの支援は、Study in Japanの専門学校のページには載っていません。学校ごとに、聞いてください。
専門学校と大学の選び方の考え方
どちらが良いかは、目的によって違います。
- 仕事に直結する技術を、早く身につけたい。 専門学校が向いているかもしれません。
- 幅広く学びたい、研究をしたい、大学院に進みたい。 大学が向いているかもしれません。
- 専門学校でも、専門士で大学への編入学の資格、高度専門士で大学院への入学資格が認められる道があります(実際の合否は、各大学が決めます)。
学べる分野、期間、費用、卒業後の進路を、学校に確認して、比べてください。
よくある質問
専門学校の授業は、日本語ですか?
はい。授業は日本語で行われます。入学のとき、日本語の力の条件があります(JLPTのN1・N2、EJUの日本語200点以上など。ほかの方法で満たす場合もあります)。
専門士と高度専門士の違いは?
修業年限と、授業時間が違います。専門士は2年以上、高度専門士は4年以上です。専門士は、大学への編入学の資格が認められます。高度専門士は、指定された課程で、大学院に入学する資格が認められます。どちらも、実際の合否は、各大学が決めます。
認可されていない専門学校でも、称号は得られますか?
得られません。都道府県知事の認可が必要です。認可されていない学校では、専門士・高度専門士の称号は得られません。入学の前に、学校に確認してください。
専門学校の学費は、いくらですか?
学校や分野によって大きく違います。文部科学省の「#知る専」には、令和2年度の平均が約125.5万円という例が載っていますが、これは目安です。初年度の学費と卒業までの総額、支払いの時期を、学校に確認してください。
専門学校を出たあと、日本で働けますか?
就労の在留資格に変更できるかどうかは、学んだ内容と仕事の内容の関連などをもとに、出入国在留管理庁が個別に判断します。保証はされません。
次にやること
専門学校を考えているなら、日本語学校を選ぶときから、進学の実績と、JLPT・EJUの対策があるかを確認しましょう。日本語学校の選び方と日本語学校一覧をご覧ください。全体の流れはネパールから日本に留学する方法です。お問い合わせはできますが、入学やビザは保証しません。このサイトは無料で使えます。
