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日本語学校の選び方

公開日: · 更新日:

桜が見える窓辺の日本語教室。机の上にノートパソコン、本、ノート

日本語学校は、インターネットで見るとどこも似ているように見えるかもしれません。しかし、同じ基準で比較すれば、自分に合った学校を見つけやすくなります。

このガイドでは、日本語学校を選ぶ際に確認すべき重要なポイントを、おすすめの順番で紹介します。最後には、複数の学校を並べて比較するための表も用意しています。

内容は、日本政府の留学情報サイト「Study in Japan」、文部科学省、出入国在留管理庁の情報を参考にしています。費用や日程、制度は変更される可能性があるため、詳細は必ず各学校に確認してください。出願から到着までの全体の流れは、ネパールから日本に留学する方法をご覧ください。

1. 留学生を受け入れられる学校か確認する

日本語学校で在留資格「留学」を取得するためには、留学生を受け入れる資格のある教育機関を選ぶ必要があります。日本語教育機関の制度は現在、移行期間にあります。そのため、学校だけでなく、希望するコースについても確認することが重要です。

  • 新しい認定制度: 2024年4月から、文部科学省による日本語教育機関の認定制度が始まりました。認定は機関に対して行われますが、審査は「留学のための課程」「就労のための課程」「生活のための課程」など、課程の種類ごとに行われます。
  • 在留資格「留学」の対象: 文部科学省によると、在留資格「留学」で在留する生徒を受け入れられるのは、「留学のための課程」の認定を受けた教育機関です。
  • 経過措置: 従来の法務省告示校には経過措置が適用されており、現在は新旧両方の制度に基づく学校が存在しています。文部科学省は、これらの学校が引き続き「留学」の生徒を受け入れるには、2029年3月31日までに「留学のための課程」の認定を受ける必要があるとしています。

出願前には、文部科学省や出入国在留管理庁の最新情報を確認しましょう。また、希望するコースが在留資格「留学」での学生受け入れに対応しているか、学校に書面で確認してください。学校や留学エージェントの説明だけに頼らないことが大切です。

2. 自分の目的に合った学校を選ぶ

日本語教育機関は、すべて同じではありません。日本政府の留学ガイドでは、主に次の3種類が紹介されています。

  • 日本語学校: 学校法人や企業などが運営しています。一般的な日本語学習のほか、大学進学準備やビジネス日本語などのコースがあります。入学時期は主に4月と10月で、1月や7月に入学できる学校もあります。
  • 専修学校の日本語課程: 都道府県知事の認可を受けた専門学校に設置されている日本語課程です。入学時期は4月と10月です。
  • 私立大学・短期大学の留学生向けプログラム: 日本での進学を希望する留学生のために設けられていることが多いプログラムです。提携する大学や短期大学への入学を推薦する学校や、介護などの専門分野に関する研修を提供する学校もあります。入学時期は春(4月ごろ)と秋(9月または10月)です。

次に、何を最も重視するかを決めましょう。留学の目的別に、最初に確認するとよい項目は次のとおりです。

留学の目的最初に確認する項目
大学・大学院への進学JLPT・EJU対策、卒業生の進学先
専門学校への進学必要な日本語レベル、進学サポート
日本語能力の向上授業時間、クラス人数、レベル分け
将来の日本での就職ビジネス日本語、キャリア相談

なお、日本語学校を卒業しただけで、日本での就職や就労資格の取得が保証されるわけではありません。

3. 費用を同じ条件で比較する

日本政府の留学ガイドでは、日本語教育機関の費用の目安を約61万〜190万円としています。この金額は、初年度の入学金と授業料の平均を示した表の数字で、コースによって異なります。教材費や実習費などは別途必要になる場合があり、受験料などもかかることがあります。入学金や授業料は学校によって異なります。

学校を比較するときは、同じ就学期間で費用を比べることが重要です。1年間に必要な総費用と、卒業までに必要な総費用を分けて確認しましょう。文部科学省の認定基準では、留学のための課程の修業期間は原則1年以上で、一定の条件を満たす場合は6か月以上の課程も認められています。そのため、全体の費用は初年度の費用と大きく異なることがあります。

各学校に、次の項目を同じ順番で確認してください。

  • 出願料・受験料
  • 入学金
  • 1年間の授業料
  • 卒業までの授業料
  • 教材費・その他の必須費用
  • 寮費・住居費
  • 各費用の支払期限と分割払いの可否
  • 入学辞退やビザ不発給時の返金額・返金時期

学校が公開していない金額を推測してはいけません。Nihongo School Finderでは、根拠となる情報が確認できない費用を「Not verified(未確認)」と表示しています。

4. 学校の所在地を考える

家賃は地域によって大きく異なります。Study in Japanが引用しているJASSOの2023年の私費留学生の生活調査によると、平均家賃と生活費は次のとおりです。

項目月額
全国平均家賃約41,000円
東京都の平均家賃約57,000円
全国平均生活費(学費を除く)約105,000円

これらは私費留学生全体の平均であり、日本語学校の学生だけを対象とした数字ではありません。また、現在の家賃相場を保証するものでもありません。東京などの大都市は地方より家賃が高い傾向があり、大都市では学校の近くに住居を見つけにくい場合もあるため、通学費が高くなる可能性があります。

5. 日本での住まいを調べる

Study in Japanによると、留学生の約70%は民間住宅やアパートに住んでおり、地方自治体や大学などが運営する寮に住む学生は少数です。主な選択肢を比較してみましょう。

  • 学生寮: 民間アパートより初期費用を抑えられる場合があり、家具や家電が備え付けられていることもあります。ただし、部屋数には限りがあり、共用設備や生活上のルールが設けられている場合があります。
  • 民間アパート: 生活の自由度は高くなりますが、敷金(家賃数か月分)、礼金、不動産仲介手数料などの初期費用が必要になる場合があります。また、連帯保証人や保証会社の利用を求められることがあり、家具や家電を自分で購入しなければならない場合もあります。

保証人が必要な場合は、学校がどのような支援を提供しているか確認してください。JEESは「留学生住宅総合補償」という制度を運営しています。日本で民間住宅を借りる留学生について、学校関係者が連帯保証人になる場合に利用できる制度です。自分が利用できるかどうか、学校に確認しましょう。

6. 日本語学校の比較チェックリスト

次の表をメモやスプレッドシートにコピーし、学校ごとに1列ずつ、各学校から書面で回答された内容を記入してください。学校から回答を得られていない項目は、推測せず空欄にしておきましょう。

比較項目学校A学校B
留学生の受け入れ資格
1年間の総費用
卒業までの総費用
入学可能な月
寮の有無・費用
大学進学・就職支援
返金規定

各学校に送る質問:

  • 学校は文部科学省から「留学のための課程」の認定を受けていますか。それとも、従来の法務省告示校に対する経過措置の対象ですか。希望するコースは在留資格「留学」の学生を受け入れられますか。
  • 1年間と卒業までの費用は、それぞれ総額でいくらですか。また、各費用の支払期限はいつですか。
  • 入学を取りやめた場合や、ビザが発給されなかった場合の返金規定はどうなっていますか。
  • クラスのレベル分けと、1クラスの人数を教えてください。
  • JLPTやEJUの対策はありますか。また、卒業生は修了後にどのような進路に進んでいますか。
  • 寮はありますか。部屋の割り当て方法と費用を教えてください。
  • 住まい探しの支援や保証人への対応はありますか。
  • 入学できる月と、出願締切を教えてください。

7. 信頼できる留学エージェントの選び方

自分で留学手続きを進めると、費用を抑えられる場合があり、語学力を伸ばす助けにもなります。一方で、忙しい人や言葉に不安がある人にとって、信頼できる留学エージェントは助けになります。日本政府の留学ガイドでは、高額な手数料を請求したり、誤った情報を伝えたりするエージェントがいることに注意を促しているので、複数のエージェントを比較しましょう。信頼できるエージェントには、次のような特徴があります。

  • 手数料を明確に説明する
  • 学生の希望を聞き、それに合った学校を提案する
  • 偽造書類を勧めず、出願を不必要に急がせない
  • メリットだけでなく、リスクや大変な点も説明する
  • 入学やビザについて、根拠のない保証をしない

誰にサポートしてもらう場合でも、上記の質問は自分自身でも学校に確認してください。

次にやること

Nihongo School Finderの日本語学校一覧から学校を探し、学費・所在地・寮の有無などを比較しましょう。候補の絞り込みにサポートが必要な場合は、お問い合わせください。Nihongo School Finderは無料で利用できます。学校から紹介料を受け取る場合があります。入学やビザの発給を保証するものではありません。

出典

ガイド一覧
日本語学校の選び方 | Nihongo School Finder