Skip to content

ネパールから日本への留学費用はいくら?学費・生活費・初年度の総額を解説

公開日: · 更新日:

日本のパスポート、本、飛行機の模型、チェックリストのメモ帳。背景に富士山、東京スカイツリー、桜

出願の前に、日本での1年間におよそいくらかかるか、そのお金がいつ必要になるかを知っておくと役に立ちます。このガイドでは費用を3つに分けます。日本へ行く前に払うもの、学校に払うもの、日本に着いてから毎月使うものです。数字は日本政府の留学ガイド(Study in Japan、JASSO運営)によるもので、平均や幅であって見積りではありません。必ず各学校に、費用の一覧を書面でもらってください。

金額はすべて日本円です。為替が変わるので、ネパールルピーには換算していません。

1. 費用の3つのグループ

政府のガイドは、準備すべき費用を次のように挙げています。

  • ネパールを出る前: 試験料(JLPTなど)、出願・郵送の費用、必要ならパスポート、ビザ申請料、航空券、学校から事前に求められる入学金と授業料。寮費を先に払う場合もあります。
  • 学校に払うもの: 出願料・受験料、入学金、授業料。教材費などは別に請求されることがあります。
  • 日本に着いてから: 住居(初期費用と家具を含む)、通学費、食費、光熱費、保険・医療費、教科書、日々の出費。着いてすぐホテルに泊まる必要があれば、その分も別にかかります。

2. 学校の費用

日本語教育機関について、政府のガイドは約61万〜190万円という幅を示しています。初年度の入学金と授業料の幅で、ガイドはコースによって違うとしています。学校ごとにも違います。教材費や実習費は別に請求されることがあります。

比較のため、同じガイドが示す他の学校の初年度平均です。

学校の種類初年度の入学金・授業料の目安
日本語教育機関61万〜190万円(コースで異なる)
専門学校約130万円
大学(国立)約82万円
大学(私立・医歯薬を除く)約130万円

日本語学校は、たいてい最初の一歩であって最後ではありません。そのあと大学や専門学校へ進むなら、その費用は後でかかるので、別に計画してください。

費用は学校ごとに違い、住んでいる場所で授業料が変わる学校もあります。各学校のサイトと募集要項を確認してください。Nihongo School Finderでは、出典で確認できなかった費用は推測せず「Not verified(未確認)」と表示しています。費用・所在地・寮を並べて比べるには、日本語学校一覧をご覧ください。

3. ネパールから日本へ渡航する前に必要な費用

日本に着く前にかかる費用があります。政府のガイドは、そのほとんどに1つの金額を示していません。また多くは変動するので、ここでは「何を、いつ」準備するかを示し、公式の出典で確認できない金額は載せていません。

いつ払う可能性があるもの
出願の前試験料(JLPTなど)、書類の翻訳・認証、出願書類の郵送費、学校の出願料・受験料、必要ならパスポートの取得・更新
開講の約3か月前(政府が示す目安)学校から求められた場合は入学金と授業料、その海外送金手数料。寮費を払う場合もあります
入学許可後、COEが交付されたあとビザ申請料、ビザ申請センターを使う場合はその費用
開講の約1か月前(目安)航空券と旅行保険。ビザが発給されたことを確認してから買ってください
日本に着いてから最初の数泊のホテル(必要な場合)、住居と家具の初期費用

この表の時期は、政府が参考として示す日程です。学校がいつ、どのように支払いを求めるかは学校ごとに違うので、出願先の学校の案内に従ってください。

この表について、補足します。

  • パスポート: 現在の手数料と発行にかかる期間は、ネパールでパスポートを発行する機関に確認してください。
  • ビザ: 申請方法と手数料は、在ネパール日本大使館の最新の案内によります。古い金額を当てにせず、現在の案内に従ってください。
  • 書類と郵送: どの書類が、どの言語で必要かを学校に聞いてください。翻訳・認証・郵送の費用は、利用する業者によって違います。
  • 航空券: 季節や予約の時期で価格が変わるので、金額は示しません。ビザが発給されたあとで買ってください。
  • 学費の送金: 学校の支払い方法と、送金手数料をどちらが負担するかを確認してください。銀行の手数料がかかり、途中で差し引かれると、学校に届く額が送った額より少なくなることがあります。
  • 為替: 円建ての請求を払うために必要なルピーの額は、為替で変わります。送金する日に確認し、余裕を持たせてください。
  • 到着時に持っておくお金: 日本に着いたときに必要なのは、学校の費用だけではありません。最初の数泊の宿と、住まいを始める初期費用も考えておきましょう。

4. 毎月の生活費

JASSOの2023年の私費留学生調査による、学費を除いた月の平均生活費です。日本語学校の学生だけでなく、私費留学生全体の数字です。

地域月の平均生活費
全国平均10万5千円
東京13万円
関東12万3千円
近畿10万1千円
九州8万2千円
四国8万円

政府のガイドは、全国平均の10万5千円を項目別にも示しています。

項目月の平均
住居4万1千円
食費3万2千円
光熱費8千円
趣味・娯楽8千円
通学費4千円
保険・医療3千円
その他9千円

東京などの大都市は地方より家賃が高く、大都市では学校の近くに住まいを見つけにくくて通学費が上がることもあります。これらは調査の平均で、あなたの実際の費用は高くも低くもなります。

5. 住居と、それに付く費用

住居は最大の項目です。留学生の約70%は民間の住宅やアパートに住んでいます。政府のガイドが示す、地域別の平均家賃です。

地域平均家賃
全国平均4万1千円
東京5万7千円
関東5万1千円
近畿4万円
九州2万9千円

ガイドは目安も挙げています。地方ならアパートで月3万〜4万円ほど、東京都内なら6万円ほどです。JASSOの東京の学生寮(日本語教育センター)は月2万8千円とされています。

主な2つの選択肢は、月の家賃だけでなく次の点でも比べてください。

  • 学生寮: 学生寮は、民間アパートより初期費用を抑えられる場合があります。敷金・礼金が不要な寮もありますが、入寮費や保証金などが必要になることもあります。家具や家電が付くこともあります。部屋数に限りがあり全員は入れず、規則や共用設備がある場合があります。月額家賃だけでなく、入居時の総費用を確認してください。
  • 民間アパート: 敷金、礼金、不動産会社の手数料を先に払い、家具・家電を買う必要がある場合があります。連帯保証人や保証会社の利用を求められる場合があります。学校の関係者が留学生の連帯保証人になれる制度があり、保証料を払う契約なら保証人が不要なこともあります。学校が何を支援してくれるか確認してください。

6. 保険

原則として、日本での在留期間が3か月を超え、勤務先の健康保険などに入っていない人は、国民健康保険(国保)に入ります。住民登録のあと、住んでいる市区町村の窓口で加入します。保険診療の自己負担は通常3割で、保険の対象外の医療費は全額自己負担です。

保険料は、自治体、前年の所得、世帯の状況などによって人ごとに違います。所得が低い場合は保険料が軽減されることがあり、所得の申告を求められる場合もあります。取り扱いは自治体によって違うので、市区町村の窓口で何をすればよいか確認してください。

事故や財産の損害をカバーする保険は別で、学校が選択肢を教えてくれます。学校の学生傷害保険が自分に使えるか確認しましょう。

7. 奨学金

政府のガイドは、いくつかの奨学金を挙げています。私費留学生向けにはJASSOの「私費外国人留学生学習奨励費」があります。日本語教育機関の学生は月3万円、大学・大学院などは月4万8千円とされています。支給期間は、一般に4月から翌年3月までの1年間か、10月から翌年3月までの6か月です。

日本語学校の学生について、ガイドが示す条件は次のとおりです。

  • 日本の大学、大学院、短期大学、高等専門学校、専門学校に進むことを目的に日本語教育機関に在籍し、奨学金を受ける年の翌年に進学を目指していること。
  • 在留資格が「留学」であること。
  • 来日後に、学校を通して申請すること。学校の担当者に確認します。学校ごとに推薦できる人数が違うので、申請できない学校もあります。
  • 前年の成績が平均2.30以上で、受給中もその水準を維持すること。
  • 月平均の仕送り額(入学金・授業料などを除く)が9万円未満で、併給できない他の奨学金を受けていないこと。

この奨学金は、学業・人物ともに優れ、経済的に困難な学生が対象です。奨学金は、申請すれば必ず受給できるものではありません。留学資金を計画するときは、奨学金を受け取れない場合でも生活できる予算を考えましょう。

学校や自治体が、独自の授業料減免や奨学金を設けている場合もあります。各学校と、お住まいの市区町村に聞いてください。

8. アルバイトで学費や生活費をまかなえる?

アルバイトは助けになりますが、滞在費のすべてをまかなう方法ではありません。

  • 許可が必要: 在留資格「留学」の学生が働くには、原則として、在留資格で認められた活動以外の活動の許可(資格外活動許可)が必要です。在留期間が3か月を超える人は、初めて日本に入国するときに、空港などの入国港で申請できます。
  • 時間: 原則として週28時間以内です。学校の長期休業期間中は、1日8時間以内とされています。最新の取り扱いは、学校と出入国在留管理庁で確認してください。
  • 禁止: 風俗営業などの仕事は法律で禁止されています。条件に違反すると、処罰や退去強制の対象になることがあります。
  • 学業が最優先: アルバイトが学業に影響してはいけません。JASSOは、アルバイトで学業をおろそかにして出席率が下がり、在留期間を更新できない留学生が毎年いると注意しています。
  • 補うための収入: JASSOによると、収入は学費や必要な費用を補うためのもので、貯金や海外への送金のためのものではありません。

JASSOの2023年の調査では、私費留学生の約65%がアルバイトをしており、月の平均収入は約8万1千円です。JASSOは、アルバイトだけで学費と生活費のすべてをまかなうことはできないとして、アルバイトに頼らない資金計画を勧めています。また、時給3,000円や月20万〜30万円稼げるなどと説明する留学ブローカーがいるが、それは誤りだと注意しています。実際の収入は、仕事、働く時間、日本語力などで違い、保証されるものではありません。

9. 足し算してみる

学校の費用と12か月分の生活費を足すと、1年分の目安が出せます。次の例は、上の公式な数字だけを使っています。

学校の費用が低い場合学校の費用が高い場合
初年度の入学金・授業料61万円190万円
12か月分(全国平均10万5千円)126万円126万円
合計187万円316万円

この数字は、学費と全国平均の生活費を足した参考計算です。留学に必要な資金の最低額ではなく、資金証明として示すべき金額でもありません。

この金額には、航空券、ビザ申請関連費用、書類準備費用、海外送金手数料、住居の初期費用、緊急時の予備費などは含まれていません。実際の資金計画では、これらの追加費用も考慮してください。東京では月の平均が高い(13万円)ので、学校の費用を除いて12か月で156万円になります。

学校は通常、学費を払える証明を求めますが、必要な書類と金額は違います。学校と出入国在留管理庁の最新の要件を確認し、他で見た1つの金額を当てにしないでください。出願手続きの中での位置づけは、ネパールから日本に留学する方法を見てください。

10. 各学校に聞く質問

すべての学校に同じ質問を送り、書面の回答を比べてください。

  • 初年度の総額と、卒業までの総額はいくらですか。
  • その総額に何が含まれますか(出願料、入学金、授業料、教材費、寮)。
  • 各支払いの期限はいつで、分割払いはできますか。
  • 送金の方法は何で、送金手数料はどちらが負担しますか。
  • 入学を辞退した場合、またはビザが発給されなかった場合、何がいつ返金されますか。
  • 寮はありますか。部屋代はいくらで、入居時の総額はいくらですか。
  • 連帯保証人や住まい探しを手伝ってもらえますか。
  • 授業料の減免や奨学金はありますか。

もっと詳しいチェックリストは、日本語学校の選び方を見てください。

よくある質問

ネパールから日本に留学するには、全部でいくら必要ですか?

1つの金額はありません。あくまで例ですが、初年度の学校の費用61万〜190万円に、全国平均で12か月分の生活費(126万円)を足すと、約187万〜316万円になります。航空券、ビザ費用、書類、送金手数料、住居の初期費用、予備費は含まれず、学校や都市で違います。各学校に総額を書面で聞いてください。

日本語学校の学費はいつ支払いますか?

学校が決めるもので、時期は学校ごとに違います。政府の日程はあくまで参考例で、合格したあと、開講の約3か月前に入学金と授業料を払うことを勧めています。これより早い学校も遅い学校も、分割払いの学校もあります。正確な日付と支払い方法を、各学校に確認してください。

東京と地方では生活費がどれくらい違いますか?

JASSOの調査では、月の平均生活費は東京が13万円、全国が10万5千円です。九州は8万2千円、四国は8万円です。平均家賃は東京が5万7千円、全国が4万1千円、九州が2万9千円です。これらは私費留学生全体の平均です。

アルバイトで学費と生活費をまかなえますか?

すべてをまかなうことはできません。JASSOは、月の平均収入が約8万1千円で、アルバイトだけで学費と生活費のすべてをまかなうことはできないとしています。働くには許可が必要で、上限は週28時間です。アルバイトに頼らない予算を立ててください。

ビザが発給されなかった場合、学費は返金されますか?

学校の返金規定によります。支払う前に、ビザが発給されなかった場合や入学を辞退した場合に、何が、いくら、いつ返金されるかを、各学校に書面で確認してください。

留学のために必要な資金証明はいくらですか?

このガイドでは、決まった金額は示していません。必要な書類と金額は、学校と出入国在留管理庁によって違い、変わることもあります。学校に何が必要かを聞き、最新の情報を確認してください。

次にやること

このサイトの日本語学校一覧から学校を探し、費用・場所・寮を比べてください。候補の絞り込みに助けが必要なら、お問い合わせください。このサイトは無料で使えます。学校から紹介料を受け取る場合があります。入学やビザは保証しません。

出典

ガイド一覧
ネパールから日本への留学費用はいくら?学費・生活費・初年度の総額を解説 | Nihongo School Finder