日本留学試験(EJU)の受け方:ネパールでは受けられる?科目、日程、受験料、出願の手順、当日の持ち物
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日本の大学に進学するとき、「日本留学試験(EJU)」の成績を求められることがあります。ネパールの人が、いつ、どこで、どうやって受けるのかを、このガイドで説明します。独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)の2026年度の実施要項と受験案内にもとづいて書いています。
下に挙げた公式ページは、2026年11月8日に確認しました。日程、受験料、実施地は、年度ごとに変わります。 このガイドは、2026年度の情報です。2027年度の日程と受験料は、確認できませんでした。 受験の前に、JASSOのEJUのウェブサイトの最新の案内で、必ず確認してください。EJUが必要かどうかは、進学先の大学が決めます。このガイドは、合格や進学を保証しません。
まず、EJUは、誰に必要か
EJUは、日本の大学(学部)などに入りたい外国人留学生の、日本語力と基礎学力を測る試験です。すべての大学が、EJUを求めるわけではありません。 EJUを受けなくてよい大学や、学部・学科もあります。大学ごとに、受ける科目や、出題の言語も違います。
JASSOの受験案内には、EJUに出願する前に、必ず、受験したい大学などに問い合わせて、最新の情報を確認するように、と書かれています。進学先の全体像は、日本語学校のあとの進路のガイドをご覧ください。
ネパールでは、受けられる?
JASSOの2026年度の国外受験案内によると、国外の実施地は、次のとおりです。
インド(ニューデリー)、インドネシア(ジャカルタ・スラバヤ)、韓国(ソウル・プサン)、シンガポール、スリランカ(コロンボ)、タイ(バンコク・チェンマイ)、台湾(台北)、フィリピン(マニラ)、ベトナム(ハノイ・ホーチミン)、香港、マレーシア(クアラルンプール)、ミャンマー(ヤンゴン)、モンゴル(ウランバートル)。
この一覧に、ネパール(カトマンズ)は入っていません。 つまり、2026年度は、ネパールの国内では受けられません。受け方は、次の2つです。
- 日本国内の会場で受ける。 JASSOの受験案内では、受験票の送付先は日本国内の住所に限るとされています。国外に住んでいる人は、代わりに受験票を受け取ってくれる人の住所を入力します。日本に来てから受ける場合は、学校の住所を使えることもあります(学校に相談してください)。
- ほかの国の会場で受ける。 JASSOのFAQでは、自分の国で実施されていない場合、次の条件をすべて満たせば、ほかの国で受けられます。受けたい国・地域に、願書の入手、受験料の支払い、受験票の受け取りまでを代行できる代理人がいること。試験室で使われる言語を理解できること。入国のためのビザの取得は、本人が行うこと(JASSOや現地の機関は、そのための書類を出しません)。
どちらも、手続きが簡単ではありません。日本に行く前に、EJUの成績がなくても入れる進路を考えておくことも大切です。たとえば、日本語学校に入って、日本で受験する、という進路があります。
年に2回、日本で行われる
JASSOの2026年度の受験案内(国内受験用)によると、日程は次のとおりです。
| 第1回(6月実施分) | 第2回(11月実施分) | |
|---|---|---|
| 出願の期間 | 2026年2月16日〜3月12日(17時まで) | 2026年7月6日〜7月30日(17時まで) |
| 受験票の発送予定 | 5月22日 | 10月16日 |
| 試験日 | 2026年6月21日(日) | 2026年11月8日(日) |
| 成績の公表 | 7月28日(予定) | 12月15日(予定) |
出願の締め切りを過ぎたら、出願は一切受け付けられません。 試験日の3〜4か月前に、出願が始まります。進学したい時期から、逆算して、計画してください。2027年度の日程は、JASSOのウェブサイトで確認してください。
科目と試験時間
受ける科目は、進学したい大学などが指定します。出願のときに、科目の組み合わせを、1つだけ選びます。申し込んでいない科目は、受けられません。
| 科目 | 内容 | 時間 | 点の範囲 |
|---|---|---|---|
| 日本語 | 日本の大学での勉強に必要な日本語力(アカデミック・ジャパニーズ) | 125分 | 読解・聴解・聴読解 0〜400点、記述 0〜50点 |
| 理科 | 理系の学部で必要な、物理・化学・生物の基礎学力 | 80分 | 0〜200点 |
| 総合科目 | 文系の学部で必要な、思考力、論理的な能力など | 80分 | 0〜200点 |
| 数学 | 大学での勉強に必要な数学の基礎学力 | 80分 | 0〜200点 |
- 理科と総合科目は、同時に選べません。
- 理科は、物理・化学・生物から、2科目を、試験当日に選びます。
- 数学は、コース1(文系学部など)と、コース2(数学をよく使う学部)から、試験当日に1つ選びます。
- 日本語は、日本語だけで出題されます。理科、総合科目、数学は、出願のときに、日本語か英語を選びます(問題冊子は別です)。
- 日本語は、記述、読解、聴読解・聴解の順に行います。
試験時間は、日本語が9:30〜12:00、理科・総合科目が13:30〜15:00、数学が15:40〜17:10です。各科目の終了後に、問題冊子などを回収するため、部屋を出られるのは、終了時刻の15分ほどあとです。
英語での出題は、会場が限られています。 群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県、京都府・滋賀県、兵庫県の会場では、英語での試験は行われません。会場は、出願のときに、都道府県で希望を出しますが、人数によって、近くの都道府県に変わることがあります。最終的な会場は、受験票で確認してください。
受験料
| 受験する科目 | 受験料(税込) |
|---|---|
| 1科目だけ | 12,000円 |
| 2科目以上 | 23,000円 |
支払い方法は、クレジットカード、コンビニエンスストア、銀行振込み(ATMまたはインターネットバンキング)から選べます。期限までに払わないと、出願が取り消されます。 日本で受ける人の受験料です。国外で受ける場合の受験料は、国や地域ごとに違います。このガイドでは、国別の受験料は一覧にしません。受けたい国・地域のJASSOの国外受験案内と、現地の窓口で確認してください。
出願の手順
出願は、EJUオンラインというウェブサイトで行います。
- マイページIDを取る。 氏名、生年月日、メールアドレスなどを入れて、登録します。2年以内にEJUオンラインで出願したことがある人は、新しく取る必要はありません。
- 出願情報を登録する。 受験科目、出題の言語、受験地、顔写真などを入れます。
- 受験料を払う。
- 出願の完了を確認する。 マイページで、出願が完了していることと、登録した内容が合っていることを確認します。
顔写真は、6か月以内に撮った、帽子なし、背景なし、正面の写真(JPEG、480×640ピクセル以上、5MB以下)です。アプリで加工したものや、サングラス、マスクの写真は使えません。この写真は、受験票と成績確認書に印刷され、大学に成績を知らせるときにも使われます。
出願の受付期間が過ぎると、受験科目や出題の言語、受験地などは、変更できません。 氏名や生年月日などは、試験のあとの訂正受付期間に、有料(3,000円・税込)で訂正できる場合がありますが、大幅な変更は認められません。氏名は、パスポートや在留カードの表記のとおりに、正しく入力してください。
学校などに通っている人は、団体で出願する場合があります。はじめに、出願の方法を、学校に確認してください。 団体の担当者が、受験者全員の成績を確認できる場合があります(出願のときに、書面で同意をとる決まりです)。担当者に成績を見られたくない人は、個人で出願します。
出願したあとは、受験票が届きます。受験票に印刷された名前や生年月日が、正しいかどうか、必ず確認してください。
試験当日
持っていくものは、次のとおりです。
- 受験票。 受験票には、何も書いてはいけません。
- 本人確認の書類。 有効な在留カード、パスポート、またはマイナンバーカードの原本のみです。コピー、画像、預かり証は使えません。忘れると、受験できません。在留期間の更新をオンラインで申請している人は、在留カードの原本と一緒に、出入国在留管理庁が出す「更新申請中の証明書」を見せます。
- 筆記用具。 HBの鉛筆、無地のプラスチック消しゴム(ケースから外す)、鉛筆削り。シャープペンシルは使えません。 マークシートが読み取れないことがあるためです。
- 腕時計。 試験室に時計はありません。辞書や電卓、通信の機能があるものは使えません。スマートフォンやスマートウォッチは、時計として使えません。
- 昼食。 日曜日なので、会場の食堂や近くの店が閉まっていることがあります。午前だけ、または午後だけ受ける人は、昼食は必要ありません。ごみは持ち帰ります。
会場には、午前9時から入れます。「日本語」は、9時40分を過ぎると、試験室に入れません。 そのほかの科目は、開始から20分を過ぎると入れません。
受験票を紛失したり、届かなかったりしたときは、EJUオンラインから「仮受験票」を印刷して、試験会場の仮受験票発行所に持っていきます。発送予定日から10日待っても届かないときの手続きです。
成績について
- 成績は、EJUオンラインで確認できます。電話やメールでの問い合わせには、答えてもらえません。
- 成績は、2年間(過去4回の実施分)有効です。ただし、大学によっては、使える年度や回を、指定しています。
- あなたが大学に出願すると、大学が、JASSOに直接、あなたの成績を問い合わせます。 EJUに出願しただけでは、大学に出願したことにはなりません。大学への出願は、別に、大学の募集要項に従って行います。
日本語学校に入るとき、進学するときに
出入国在留管理庁の留意事項では、令和9年度以降に大学(日本語別科を除く)または高等専門学校に入学する留学生について、B2以上の日本語能力を示す資料が必要になる、とされています(対象や条件は、課程によって細かく違うことがあります)。試験で示す場合、令和11年度末までに入学する人に対する経過措置として、日本留学試験の「日本語」(読解、聴解・聴読解の合計)で200点以上が、認められる試験の1つに挙げられています。ほかの試験も挙げられています。これは、制度が変わることがあり、条件も細かく違うので、最新の情報を、出入国在留管理庁と、進学先の大学で確認してください。日本語の試験については、JLPTのガイドもご覧ください。
よくある質問
EJUと、JLPT(日本語能力試験)は、何が違いますか?
JLPTは、日本語の力を測る試験です。EJUは、日本語に加えて、理科、総合科目、数学などの、大学で勉強するための基礎学力も測ります。どちらを求めるかは、進学先の大学によって違います。
何回でも受けられますか?
JASSOのFAQでは、受験回数の制限はない、とされています。ただし、EJUは年2回の実施で、成績は2年間(過去4回分)有効です。大学によって、どの回の成績を使えるかが違います。
英語で受けられますか?
理科、総合科目、数学は、出願のときに、日本語か英語を選べます。ただし、大学が指定する言語に合わせる必要があります。「日本語」の科目は、日本語だけです。英語での試験を行わない都道府県もあります。
申し込んだ科目を、あとで変えられますか?
出願情報は、出願の締め切りのあと、訂正できません。出願の前に、進学したい大学の指定を、確認してください。
過去の問題は、見られますか?
JASSOのウェブサイトに、過去に実施した試験問題の案内があります。受験案内に、参考として載っています。
次にやること
進学したい大学の、EJUの条件(科目、出題の言語、使える年度)を調べましょう。そのうえで、JASSOのEJUのウェブサイトで、出願の時期を確かめてください。日本語学校のあとの進路は、進路のガイドに、奨学金は、奨学金のガイドにあります。お問い合わせはできますが、入学やビザは保証しません。このサイトは無料で使えます。
出典
- JASSO:日本留学試験(EJU)受験者向け情報
- JASSO:2026年度 日本留学試験 実施要項
- JASSO:2026年度 日本留学試験 受験案内[国内受験用]
- JASSO:2026年度 日本留学試験 受験案内[国外受験用]
- JASSO:よくあるご質問「自分の国で日本留学試験が行われていない場合、他の国で受験することはできますか」
- JASSO:よくあるご質問「日本留学試験を複数回受験できますか」
- JASSO:日本留学試験出願方法
- JASSO:EJUオンライン(出願・成績確認)
- 出入国在留管理庁:申請に当たっての留意事項(留学・日本語能力の資料)
- Immigration Services Agency of Japan
- Study in Japan (JASSO)
